身内に不幸が起きた場合、葬儀の準備で忙しくなります。また、マナーを理解し、立ち振る舞うことが重要です。とくに故人との関係性が親族の場合、配慮した参列を行うべきでしょう。ここでは、葬儀のマナーや親族としての注意点を解説しています。葬儀が滞りなく進むよう、立ち振る舞いを理解しましょう。
親族とは?故人との関係性を整理しよう
まずは、親族にあたる関係を正しく理解しましょう。誰が親族であるか、改めて確認することが重要です。ここでは、親族の範囲について解説しています。親族の範囲
故人から見て、6親等内の血族と3親等内の姻族が親族です。具体的には、故人の再従兄弟・6世代離れた関係を指します。また、故人やその兄弟姉妹が、婚姻によってつながった家族も対象です。配偶者の叔父叔母・その曽孫の配偶者まで親族になります。
親族はとても広い範囲のため、葬儀準備に参加する方を絞るとよいでしょう。
親族・親戚の違い
『親族』とは別に、日常で使う言葉として『親戚』があります。これらは似ていますが、意味が異なるので注意しましょう。親族は限定された範囲を指します。しかし、親戚には制限がなく、遠い関係性でも対象です。
葬儀の準備や立ち振る舞いにも影響するので、関係性を正しく把握しましょう。
親族・遺族との違い
不幸があった際、故人ととくに近しい関係性を『遺族』と呼びます。故人の配偶者・父母・兄弟姉妹・子が対象です。範囲は『親族』のうちに入りますが、葬儀準備の中心となります。多くは『遺族』の代表が喪主を務めるため、その他親族はサポートしましょう。
親族として守るべき葬式のマナーとは
故人との関係が親族に当たる場合、葬儀のマナーがあります。誰しもが不慣れな点なので、正しく理解して立ち振舞いましょう。ここでは、親族の葬儀マナーを解説しています。服装
親族の男性は黒いスーツとネクタイ、白いシャツが基本です。女性は黒いワンピースにジャケット、黒ストッキングを合わせます。アクセサリーは冠婚葬祭用以外、避けましょう。また、遺族が着用する黒紋付の着物はNGです。
焼香
仏式であれば、焼香を必ず行います。宗派によって作法がことなるので、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。ここでは、一般的な焼香作法を解説します。まず、数珠を左手でもち、焼香台に進みましょう。手前で止まり、遺族に一礼・遺影に一礼します。
そして、抹香を指3本でつまみましょう。抹香を額に近づけ、その後香炉に落とします。
最後に、遺影に一礼・遺族に一礼して終了です。故人や遺族のために、恥の無い行動をしましょう。
副葬品
故人の冥福を祈るために、棺桶に思い入れのある品を入れるとよいでしょう。副葬品と呼ばれ、身に付けていたもの・趣味用品・写真・手紙・食品などが選ばれます。しかし、火葬の際に、危険とされるものは認められません。たとえば、金属製品は燃えないためNGです。
また、ガラス製品は溶ける可能性があります。メガネや時計などを入れるのは難しいでしょう。
そして、ビニール製品も燃えず、有毒ガスが発生するので危険です。さらに、遺骨が汚れてしまうこともあるので避けましょう。
また、食品では水分の多い果物や野菜がNGです。火葬を妨げる原因となるため、一切れだけ入れるなど工夫しましょう。親族は入れたい副葬品が適切であるか、遺族や葬儀会社に確認するとていねいです。
葬式当日に親族の立場で気をつける点
葬儀当日、精神的に辛い中でも遺族は多忙です。故人と血縁がある立場として、哀しみを分け合い、手助けしましょう。ここでは、親族として気をつける点を解説しています。
葬儀の流れを把握
一般的に葬儀社が進行しますが、トラブル発生時のために葬儀の流れを把握しましょう。喪主や遺族の負担をかけないために、柔軟に動けると親切です。一般参列者への配慮
親族は、一般参列者から言葉をいただくこともあります。喪主や遺族ではなくとも、ていねいに対応することがマナーです。喪主側と同じ立場になり、一般参列者に感謝を伝えましょう。故人や遺族に恥じない振る舞いが重要です。
遺族のサポート
基本的に葬儀社が動きますが、遺族だけでは人手が足りないこともあります。そのため、一度手伝えることがあるか聞くと親切です。また、手伝いを頼まれたときは、積極的に参加します。遺族の負担を減らし、よい葬儀で故人を見送りましょう。
サポート内容
親族ができる手伝いとして、受付・会計・買い出しなどがあります。受付では遺族側の立場として、参列者を対応します。記帳をお願いし、香典の受け取りもあるので、慎重に行うことが重要です。また、会計では香典の集計を行います。現金を扱う作業のため、2~3人で行うと安心です。香典袋を落としたり、記入ミスが無いよう気を付けましょう。
そして、買い出しは必要があれば動きます。遺族が忙しくするなか、緊急で必要となるものがあるかもしれません。靴下やストッキング、薬やばんそうこうなど、買い出しできる店を調べておくと親切です。